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ー本当に美味しいパンー
イエス様は「私がいのちのパンです。私に来る者は決して飢えることがなく、私を信じる者はどんなときにも決して渇くことがありません。」(6:35)とおっしゃいました。
私たちの肉体は、食べても少し経てばまた腹が減り、水を飲んでもしばらくすると喉が渇きます。
そのたびにまた食事をし、のどを潤します。
それは生きている間は限りなく繰り返されていきます。
しかしイエス様は自分自身がいのちのパンであり、いのちの水であるとおっしゃっています。
人間として地上においでになった神の子イエスが、食べ物であるはずがありません。
イエス様は比喩としてこんな言い方をなさいました。
いのちのパン。
パンはそもそも生きるため肉体に必要な食糧のことです。
肉体はすなわちいのちですが、イエス様が「いのち」とおっしゃる時の意味は「この世界における肉体のいのち」という意味ではなく、「本当のいのち」つまりいのちを構成する肉体と魂の合わさったものを意味します。
そして肉体と同様に魂にも食事…パンや水が必要です。
しかし魂の食事はいわゆるパンと水ではありません。
魂に必要なパンや水とは、常に満たされた思いで安心していられることです。
人間はどんなに財産を築き名声や名誉を手に入れようとも、心が満たされなければ本当の満足を得ることはできません。
イエスキリストが私たちに真の満足を与えてくださいます。
イエスキリストというパンが最高に美味しいパンです。
お腹がいっぱいになるだけでなく、胸もいっぱい魂を満腹にしてくれます。