ーいらないものが 実は神のくださる恵みに変わるー
仮庵の祭り最後の夜、イエス様はパリサイ人や律法学者に向かって「わたしは世の光です。わたしに従う者は決して闇の中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。」とおっしゃいました。
仮庵の祭りの最後には、神殿は夜通し至る所に灯を灯し、闇の中に神殿だけが明るく浮き上がるように見えたそうです。
それはあたかも、真っ暗闇の世界で神の神殿が人々の拠り所となることを暗示するような光景でした。
パリサイ人や律法学者らはイエス様の発言を、自分を神殿の神であるかのように主張する不敬の発言であると断罪し、聖書的に考えても正当性がないことを訴えます。
しかしイエス様は「人間の支持者や証言は必要ではない」と言います。
誰かに認めてもらわなくても、権威を授けてもらわなくても、神の子であるイエス様は自分の言っていることについての信憑性をいちばんよくご存知でした。
神様に従うということは、神様に自分を明け渡すことです。
私たちの心には元々「自分」という王様が住んでいます。
自分の心の王座に自分が座っているのですが、その座を神様に明け渡すのです。
そうすれば自分が絶対であるという考えが崩れ去り、自分という存在の本来の姿が明らかにされます。
今まで不必要と思っていたものが神の恵みだったのだ、ということに気づくことができます。
イエス様に神のくださる恵みを気づかせていただきましょう。