ーいのちは神のもの 感謝と喜びによって生きていこうー
福音書はマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネら4人の記者たちがそれぞれの視点からイエス様の生涯を捉えて記しています。
マタイ・マルコ・ルカ3人の記者たちの記述には多くの共通点があるのに対して、ヨハネの福音書はその92%が他の福音書には記されていないことが書かれています。
ヨハネの福音書は哲学的で、神やキリストの教えに基づいた内容です。
先週のヨハネ10:1−16では良き羊飼いのたとえ話を通して、羊飼いである神の御子イエス様がどれほど私たちを愛してくださっているか、そして一人一人を覚えていてくださりこの世の危険からいのちを投げ出して守ってくださる方であることを教えられました。
今日の聖書の言葉は、イエス様は自ら、愛する私たちのために自分のいのちを捨ててくださるのだということ、またいのちを捨てるのはもう一度いのちを得るためなのだということを教えてくれています。
つまりいのちとは、神であるイエスキリストが与えてくださるものであるということです。
私たちが願って得られるものでもないし、もちろん自分の意思で捨てることができるものでもないこと、生きるも死ぬもすべて神のご意志によるのだということです。
神が与えてくださったいのちを感謝し、そのいのちを精一杯生きる必要があります。
イエスキリストを信じられないということは神を信じられないということになります。
パリサイ人のような屁理屈ばかりこねる人は、なかなかイエスキリストを信じることができないようです。
イエス様は、イエス様の声を聞き分けて従う人に永遠のいのちを与える、とおっしゃっています。
頂いたいのちを大切に、感謝と喜びにあふれ生きていきましょう。