あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

謙虚に生きなさい(2021.10.24)

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私は山に向かって目を上げる。 私の助けはどこから来るのだろうか。 私の助けは、天地を造られた主から来る     詩篇121篇1-2





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【ミカ書 6章3-8節 】

 ー謙虚に生きなさい

 

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預言者ミカは日本的に見ると女性の名前のようですが男性です。
紀元前750年から700年ごろにかけて、のちに最悪と言われたユダのアハズという王に仕えていた預言者でした。
 
イスラエルの神殿に偶像を持ち込んだ王を叱責し、信仰を立ち直らせようと努めました。
 
今日の聖書の言葉は神の嘆きの言葉から始まります。
 
「私の民よ。わたしはあなたに何をしたか。・・・ 」(6:3)。
 
唯一まことの神は、イスラエルの歴史の中でことあるたびに人々を助け、慈しみ、彼らの言い分に答えてくださいました。
にもかかわらず彼らは繰り返し唯一まことの神を裏切り、ないがしろにし、偶像にうつつを抜かしてきました。
 
人間とは実に身勝手なもので、平気で恩人を裏切り、相手が嫌がっても自分のやりたいことを強行する、そのようなものです。
 
ことがうまく進めば神様への感謝を忘れ、自分の力であるかのように誇ります。
 
神は4−5節で、イスラエルのエジプト奴隷時代まで遡り語っておられます。
 
誰が奴隷から解放してくれたのか、荒野での放浪生活を乗り越えるために誰がモーセ・アロン・ミリヤムという指導者を立てたか……約束の地へ入るため先住民の抵抗に苦戦するイスラエルを苦しめるバラク王、呪術師バラムを封じ込めイスラエルを祝福させるようにしたのも、すべて神の力でした。
 
そんなイスラエルを深く愛する唯一まことの神に背くとはどういうことだ、と神が仰るのは当然のことです。
 
本来なら最高の捧げものを携えて感謝を捧げるべきお方です。
でもそんな捧げ物さえ必要ないと仰ってくださるのです。
 
唯一まことの神が望まれる捧げものとは、私たちが高ぶりを捨てて謙虚になり、神とともに歩むことなのです。