あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

Advent 第3週  神のみこころを知るために(2021.12.13)

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主よ。今、私は何を待ち望みましょう。 私の望み、それはあなたです。 詩篇39章7節
 

〜Advent 第3週〜

ヨハネ福音書 12章9節-19節 】

 ー神のみこころを知るためにー


まず最初に、今日の聖書の9節は「ユダヤ人の群れ」ではなく「ユダヤ人の群衆」と訳すべきであり、12節も「大勢の人の群れ」ではなく「大勢の群衆」と訳すのが日本語としてふさわしいと言えます。

さて、ユダヤ人の一大イベントである過越の祭りが始まろうとしていました。

人々は、奇跡をおこなうイエス様とイエス様の奇跡の業によって死から生き返ったラザロを見ようと、エルサレムに押しかけていました。

 

あまりの人気と人々の支持を得るイエス様を妬んだ祭司長とパリサイ人らは、イエス様を捕らえようとしました。

さらにそれだけでなく、イエス様の奇跡の業の生き証人とも言えるラザロまで殺してしまおうと相談し合っていました。

 

権力者が自分にとって都合の悪い証拠を隠滅しようとする・・・それはとんでもないことであり、一般民衆を欺く行為です。

 

自分たちの利害のために事実を隠す。

 

人間は真実をさしおいて、自分の利益を優先させる時、由々しき事態に立ち入ろうとしていることを肝に銘じなければなりません。

 

エス様は祭司長やパリサイ人らの企みを恐れずに自分の進みべき道をゆくためエルサレムに入城します。

 

過越の祭りを祝うためにエルサレムに来ていた人々はこぞってシュロの枝を取り、イエス様を出迎えます。

そして大きな声で「ホサナ!祝福あれ!主の御名によって来られる方に。エルサレムの王に」と口々に叫びました。

 

自分たちも気づかないまま聖書の預言に従っていたのです。

 

これは詩篇118篇25−26節やゼカリヤ9章9節の救い主エルサレム入城の預言でした。

 

弟子たちもそのことに気づいたのは十字架の出来事の後でした。

 

意識しようがしまいが神のご計画は粛々と進んでいき、成就します。

 

またこの時、このままでは自分たちの思い通りにならないと考え強引に自分たちの計画を実行していくパリサイ人や祭司長たちも、結果その強引さによって、神の計画を推し進める手伝いをしたのです。

 

神様のご計画やみこころを知るには、神様と交わり、祈り、聖書を読む生活を大切にすることです。