イエス様を捕らえるためにやってきたローマ兵に対し、シモン・ペテロは剣で応戦し大祭司のしもべの右耳を切り落とした、とあります。
そのしもべはマルコスであったともあります。
ルカの福音書22章51節によると、切り落とされたマルコスの耳をイエス様が治してやったとあります。
先日アメリカの下院議員のペロシ氏が台湾を訪問しましたが、当初からこの訪問に異議を唱えていた中国政府はこの訪問への抗議の意思表示として台湾周辺で大規模軍事演習を実施しました。
人間は自分に敵対する行動に対して身構え、力で対峙しようとするものです。
力に対して力で立ち向かえば、結果憎しみを生み出して問題の解決には至りません。
イエス様はローマ兵が捕らえにやってきた時、「…それは私だ」(18:4-8)と名乗り出ています。
自分を捕らえて殺そうとやってくる相手に、自ら名乗り出るという行動に出たのです。
これこそがイエス様が神であられることを示す行動でした。
捕らえられ苦しみにあい死に至ることがご自身への神のご計画であり、この計画によって人間の魂が救われるためでした。
消防車はなぜ赤いのか?
赤は注意を引く色でありみんなが緊急車両だと気づくためだそうです。
普通人間は自分のいのちが狙われると逃げます。
赤穂浪士が吉良邸に討ち入った時も、吉良上野介は何とか逃れようと館に作られた抜け道を使って炭小屋に隠れていました。
ダビデもサウル王の追手から逃げました。
イエス様が自ら名乗り出たのは、皆がイエス様に注意を払い、イエス様こそ救い主であると気づくためでした。
イエス様ははっきりと、救い主は〝私である〟とおっしゃっています。
これほどはっきりとした救い主に敬意を払い、心から信頼して従っていきましょう。