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【ヨハネの福音書 5章19-24節/神は三位一体】
ヨハネの福音書5章19-24節のイエス様の言葉は、キリスト教における三位一体の神様の、とりわけ父なる神と御子救い主エス様の関係をわかりやすく説明しています。
キリスト教の神様は、父なる神、御子救い主イエスキリスト、聖霊、というそれぞれ別々の神が存在するのではなく、創造主であり唯一の神が持つ3つの側面であることですから、父、御子、聖霊に順列があるわけではありません。
3つの側面の神は一体であり、一体であるからこそ同じ思考を持ち、同じ奇蹟の業をなさり、同じように人間に接するお方なのです。
神は時に人間に私たちの思いを超えた大きな不思議なことをなさいます。
それは19節にあるように、人間が驚き怪しむためだとあります。
「怪しむ」というと疑いの心というように考えがちですが、不思議に思う、人間の理解を超えている、という意味があります。
天地創造の昔から、神は人間にいわゆる奇蹟の力を数多く示してこられました。
しかし人は目に見えない神の力、そして神がそれを起こしておられることをなかなか理解できませんでした。
そこで神は私たちが神の力をわかりやすく知るとともに、一体である御子イエス様に人間の関係を与え、地上に送って、「人間の姿をした神が奇蹟の業を行う」という分かりやすい形を示してくださいました。
ですからイエス様の力を認めてイエス様を神として扱う人は父である神、すなわち唯一まことの神を崇めているのです。
イエス様を信じる者は、永遠のいのちをすでに持っているのです。