*伝道者の書8章15節-9章4節*
早いもので今年もアドベントの季節になりました。
今年もこの1年間に神様の与えてくださった恵みを思い出して感謝しつつクリスマスを迎えたいと思います。
今日の聖書のことばである伝道者の書8章15節には「私は快楽を讃美する。日の下では、食べて、飲んで楽しむよりほかに、人にとって良いことはない。これは日の下で神が人に与えてくださる一生の間に、その労苦に添えてくださるものだ」とあります。
神様は質素に、おとなしく、つつましやかに騒がず生きろ!などとはおっしゃらず、「快楽を讃美する」つまり大いに楽しめ!とおっしゃっています。
もちろん自分だけが楽しんで他人に迷惑をかけるようでは単なる身勝手、ということになります。
自分も、家族も、友も、ともに楽しんで生きることは、神が人間に与えてくださるプレゼントです。
遠慮せずに人生を楽しむべきです。
9章2節には「すべての事は、すべての人に同じように起こる。同じ結末が正しい人にも善い人にもきよい人にも汚れた人にも…」とあります。
どんな生き方をしようと、どんな人であろうと、人生誰でも必ず同じ結末…死によって終わります。
最後の結果はみな同じ。
自分に与えられた人生をそれぞれ存分に楽しむべきです。
最後9章4節は「…生きている犬は死んだ獅子に勝る」とあります。
犬とライオンはライオンのほうが大きくて強く、存在感があります。その百獣の王ライオンであっても、死んでしまえば命のある小さな犬にもかないません。生きていることに価値があるのです。
辛く苦しいこと、悲しいことがあったとしても、生きているから体験できることで、それも喜びです。
いのちを与えてくださった神に感謝し、夢と希望をもって人生を楽しみましょう。