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【ヨハネの福音書 5章25-32節/半分神であり、半分人間でもあるそれが神】
きょうの聖書のことばは「まことに、まことにあなたがたに告げます・・・」ということばで始まっています。この言葉が枕詞になっている時、次にイエス様はとても重要な真理を語られます。
イエス様が語られた真理とは、イエス様は見た目は人間ですがその正体は神ご自身であること。神そのものであり、神の持つ権威と力を持っておられること。
イエス様が行うことは人間の意志ではなくすべて神のご意志によってなされる、ということです。
25節に「・・・死人が神の声を聞く時が来ます」とあります。ウォーキング デッドというゾンビの映画があります。
町中を死んでゾンビになった人が歩き回り、それらに噛みつかれると生きている人も死んでゾンビになってしまうという映画です。
ゾンビは肉体が腐りかけた死人なのですが、この世の中には、肉体は腐っていなくてもゾンビのように死んだ人がたくさんいます。
肉体は生きているかもしれません。しかし魂は死んでいて腐り果てている…そんな人間がたくさんいるのです。
東京オリンピック組織委員会の森喜朗さんは、総理大臣までされた方です。
しかし彼の発言を聞いていると、彼はもはや生きていない死んだ人間のように腐りきっています。
潔く辞任すべきだと思いますが、でも彼だけではありません。
実は神を知らず、イエスキリストを知らない人間は、実はみな死んでいる、ということに気づいていないのです。
生きるため、本当のいのち、魂のいのちを得るために、神であるイエスキリストのことばに耳を傾け、聞き従うことが必要です。
「・・・子は人の子だからです」(27節)とあります。イエス様はしばしば自分を「人の子」と呼びました。
このことばには「救い主」という意味と文字通り「人間」という意味がありました。
イエス様は100%私たちと同じ人間であり、喜びや悲しみ、憎しみ、苦しみを共有できる方です。
同時に100%神としてそれを解決してくださるお方なのです。