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【詩篇 23篇1-6節/ウォッチマン!】
聖書には数多くの教え、戒め、教訓、また心に残るような感動する言葉があります。
人はそれぞれ心に残る、人生の座右の銘とするような言葉があると思います。
聖書に親しむ多くの人が励まされ、お守りのように部屋に飾ったり、手帳に書き記したりする言葉の一つが、今日の聖書のことば詩篇23篇です。
聖書を開くと真ん中よりやや前にあたります。
多くの教会が教壇に飾る聖書は、たいていこの23篇を開いてあります。
言葉の一つひとつが流れるような、まるでメロディーがあるかのような美しさ、心に響く優しさや暖かさがあり、安心感を与えてくれ、励まされる内容、それがこの詩篇23篇です。
私たちはこの世の中を生きていくために「強く生きなきゃ!」と思います。
でも実際はみな強くはなく弱いのです。
プレッシャーに押しつぶされ、背負いきれない重荷を担わされて一歩も前へ進めない。誰だってそんなことはあると思います。
情けない! 根性がない!と言われるかもしれない。でもできないものはできない・・・
そんな私たちの弱さを神様はよくご存じです。
弱くダメな私たちをそのまま受け止めてくださり、必要なものを与え、安らぎを下さり決して私たちから離れません。
羊飼いにとって羊はいのち。
何千年も前のユダヤにはオオカミやライオン、ヒョウなど羊を狙う猛獣がたくさんいました。
これらの敵から羊飼いは命がけで羊を守りました。
そして水を与え、えさを与え、闇夜でも彼らが安心して寝られるように夜通し見張りをしてくれます。
神様は、私たちが足りないものがないように、安心して生きていけるように、私たちのために見張りに立っていてくださるのです。