ーざわつく金曜日ー
イエス様が十字架にかけられたのは金曜日でした。
私たちすべての人間のために罪の身代わりとなっていのちを捧げてくださったので信じる者は罪を赦されるということから、英語ではイースター前の金曜日をグッドフライデー(Good Friday)と呼びます。
イエス様が十字架で苦しまれ死なれたことは、人間にとっては善いことでした。
感謝すべきことでした。
それなのに弟子たちはみな、もうイエス様に会えない、どうしたらいいんだ、と心をざわつかせました。
私たちは自身の身の回りでどんなことが起こっても驚く必要はありません。
不安を抱く必要もありません。
イエス様を信じる者はつまり神を信じている。
神の力に頼るわけですから、何も心配せず、神がすべてを解決してくださるのを信じることです。
イエス様は信じる者たちのために天の国に私たちの居場所を備えるとおっしゃっています。
私たちはこの地上で生きていると自然災害で住むところを奪われたり、今ウクライナで起こっているように戦闘で住む場所を放棄しなくてはならないこともあります。
また経済的な事情で住む場所を離れなくてはならないこともあります。
そのため人は生きる限りいつも何がしかの不安や心配を抱いて生きていますが、神を信じる者は神にすべてを委ねて歩めばなんの心配もいらない、とイエス様は教えてくださっています。
そしていつか天の御国で準備が整えば、信じる者を住まわせるため再び迎えにくると約束してくださっています。
その時を楽しみに不安を一掃してワクワクしながら待ちましょう。
イエス様は6節で「私が道であり、真理であり、いのちなのです。私を通してでなければだれ一人父の身元へ来ることはありません」とおっしゃっています。
真の幸福を手にするにはイエス様に従い、その教えを守り、日々イエス様と交わって新しい力を与えられて生きることです。
ざわつく思いを捨て去り、安らかに、健やかに生きましょう。