あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

1人じゃない(2020.6.14)

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【一人じゃない】

使徒の働き 28章11-22節》

 

昔の船は、船首に飾り物をする習慣がありました。「デオスクロイ」とはギリシャ神話の双子の神であるカストルとボルクスのことです。

 

マルタに漂着して3か月が過ぎたころ、パウロたちはアレキサンドリヤの船に乗り、シチリア島東岸の港シラクサからイタリア半島のブーツの形のつま先のあたりにあるレギオンの港を経てイタリア中部の町ポテオリで7日間滞在したのち、陸路を北上してアピオ・ポロ、トレス・タベルネを通ってローマにたどり着きました。

パウロの噂を聞き付けたまだ見ぬ教会の仲間たちが、途中のアピオ・ポロとトレス・タベルネまで出迎えにやって来てくれました。

 

パウロには心配なこともありました。

 

エスキリストを信じる者たちが、このローマにもたくさんいるのはうれしいことですが、ユダヤで持ち上がった問題のように、多くの教会の人々が自分のことを誤解していないだろうか?多くのユダヤ原理主義者のように、自分に対して憎しみを抱いていないだろうか?… 

 

しかしローマのクリスチャンはパウロに対して偏見なく、22節にあるように直接会って話を聞きき判断しようとしていた、非常に公正公平な考え方をする人々でした。

 

彼らの公正な目は、パウロに励ましを与えました。

自分が皇帝のような大きな力に、たった一人で立ち向かおうとしているのではなく、多くの仲間がいて、彼らの支えがあることに勇気づけられていたことと思います。

 

私たちは孤独ではありません。

 

エス様がおられ、会ったことがなくてもキリストにある力強い仲間がいるのです。

多くの仲間に支えられていることを力として、勇気を持って歩んで行きましょう。