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《ヨハネの福音書3章1-9節》
【夢は夜開く】
きょうの聖書は、ニコデモという人の話です。
そして3回異なる場面に登場しています。
最初は今朝の聖書箇所で闇夜に紛れてイエス様を訪問してくる場面。
2度目は7章50-52節でイエス様をなんとしても罪に定めようとする宗教指導者や議員たちに「本人から言い分を聞いて慎重に判断すべきだ」と意見を述べます。
そして3度目は19章38-42節、十字架にかかられたイエス様を埋葬するために香料を持参したことが記されています。
ニコデモはパリサイ人でしかもかなり資産家だったようです。
彼は間違いなく救いを求め、イエス様を信じたいと思っていたと考えられます。
しかし彼の社会における立場上、表立って信じるとは言えませんでした。
イエス様のもとへ行き話をしてみたい、けれどそれができませんでした。
そのため、誰にも知られないように、ある夜イエス様のもとを訪ねて行ったわけです。
救いを手にするため、本物を手にするため、幸福になるためには体裁を気にしても始まりません。
他人がどう言おうとなりふり構わず突き進むべきです。
何を恥じる必要があるでしょう。
何を恐れる必要があるでしょう。
主を求め、主に尋ね、主から答えをいただいて自分の本当の人生をつかみ取りましょう。
ニコデモの人生の夢は、イエス様を訪問した夜に、開きました。