|
****************
《箴言 12章21-28節》
【 Symmetry World ~対照社会~ 】
箴言は、知恵の書あるいは賢人のことばと呼ばれ、神に知恵を授けてくださいと祈ったソロモンによって記されました。
私たちが生きていくうえでの教訓や戒めが記されています。
知恵・いのちと死・愚か者・賢い者・怠け者・勤勉な人・友・言葉・家族…といったものを題材にしています。
10章から22章は箴言の中心ともいえる箇所で、ここに収録される言葉の大部分は2列からなり、対照的な言葉が反意的に並べられており2行目が1行目の裏返しになっています。
12:21は正しい者と悪い者、:22は偽りを言う者と真実を行う者、:23は利口な者と愚かな者、:24は勤勉な者と無精者、:25は心に不安がある者(人を安心させない者)と親切な者(人を安心させる者)、:26は再び、正しい者と悪い者、:27も再び勤勉な者と無精者、そして:28はいのちと死…という対比になっています。
左右対称という言葉があります
バランスがとれていることを表しますが、私たちの生きる世界は対照世界です。
バランスは取れていないし、対照的なまったく異なるものが存在する世界です。
どちらをも選ぶ自由が与えられています。
ではどちらを選べばいいのでしょうか?
神様が喜んでくださる方を選ぶべきです。
神様に喜ばれることが知恵であり、賢者の生き方だからです。