ーあ〜生き返るー
旧約聖書の出エジプト記17章に、モーセに導かれたイスラエルの人々が「なぜ我々をエジプトから連れ出したのか?我々も我々の子供達をも渇きで殺すためだったのか?」とモーセに迫ったとき、モーセが主から示されたホレブの岩を杖で打つとそこから水が湧き出でてイスラエルの人々が喉を潤したという記述があります。
イスラエルの人々にとって水は神から与えられたもので、どんな状況下でも神は信じる者たちの命を必ず守ってくださるという教えとなっています。
砂漠との戦い、飢えや渇きとの戦い…現実の厳しさの中にあって、肉体の命に不可欠な水を供給してくださる神は、救い主でもあります。
イエス様は「誰でも乾いているならわたしのもとへ来て飲みなさい」(37節)、「わたしを信じる者は聖書が言っている通りにその人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる」(38節)とおっしゃいました。
〝聖書が言っている通り〟とは「わたしは潤いのない池に水を注ぎ、わたしの霊をあなたのすえにわたしの祝福をあなたの子孫に注ごう」(イザヤ44章3節)という言葉です。
イエス様のこの言葉を聞くとき、わたしたちは「ヤコブの井戸の水を飲んでもまた喉が渇くが、わたしが与える水はその人の内で泉となり永遠のいのちに至る水が湧き出る」というサマリヤの女性に話した言葉が頭に浮かぶと思います。
この世に生きていると、満たされないことや不平不満がいっぱいあると思います。
イエス様はそんなわたしたちの思いを受け止めてくださり、喉の渇きを潤すように心の渇きを満たしてくださいます。