ー本当に本ものが分かる?ー
私たちの教会の名前は今朝の言葉…ヨハネ8:32「…真理はあなたがたを自由にする」からとられました。
「Free in the truth真理にある自由」の頭文字をとってFit…調和する、あなたにぴったり…という思いが込められています。
今日の聖書の言葉は、本物を見分ける眼力を身につけようと教えてくれています。
真理とは、「いつどんなときにも変わらない正しい物事の道筋」「真理の道理」という意味で、昔からの教えや偉大な哲学者の教えだったりしますが、英語ではtruth(真理)に定冠詞のtheをつけるとこれはもう聖書の言葉・神の言葉という意味になります。
イエス様は31−32節で「私の言葉」つまり「神の言葉」にあなたがたがとどまり従うならあなたがたも神の弟子であり家族です、そのとき初めてあなたたちは真理とは何かを知り、本当の真理が本来の本当の自由を与えてくれるのです、とおっしゃいました。
ユダヤの知識層は、自分たちは博識であり、何でも知っている、世の中の善悪の判断は自分たちが決めるもの、と思っていました。
自分たちは奴隷ではなく自由で、偉大なアブラハムの子孫でもある、真理も自由も自分たちにある、と考えていました。
しかしイエス様はそもそもそれがとんでもない誤りであると言っています。
神の子であるイエス様の言葉こそが本物の真理であり、それを信じようともせずアブラハムやモーセの名を挙げながら人殺しを平然と考える(彼らはイエス様を殺そうとしていました)者たちに、真理とは何かわかるはずがない、と言っておられます。
世の中はいい言葉や心に染みる言葉、心に響く言葉などがたくさんあふれています。
でも本当の真理は一つだけ、神の言葉である聖書だけです。
「私は正しく生きている。良い生き方をしている」と思っていても、本物の真理である神の言葉に基づくものでなければ、それは偽物です。
そこには本物の自由はなく、罪というニセ自由に囚われているだけ、ということになります。
本物を見分けるためには、毎日聖書の言葉に触れ、祈ること。
神様との交わりを持つなら本物を容易く見分けることができます。