【 第一列王記 18章19-29節 】
ー自分自身で判断できる人になろうー
民衆を導く立場にある人の振る舞いがいかに大切か、トップの振る舞いが国民全体に影響を及ぼすということを現代日本の政治家の皆さんにも肝に銘じてもらいたいものです。
この邪悪な王を戒めるため、神は一人の預言者をユダに送り込みます。
エリヤです。
神に召し出された預言者エリヤは、神のもとで神の力によって訓練を受けます。
その訓練とは鳥がエリヤを養育するという、人間の目から見ると実にバカげたものでした。
しかし何度も言うように神のなさることは、私たち人間の思いと考えをはるかに超えた不思議なものです。
無意味と思えるようなことでも、神のご計画であるなら大きな意味があるのだということを忘れずに、忍耐し従うことが、いつか意義あることになるでしょう。
エリヤの任務は、なんとしてもイスラエルの人々の信仰を唯一まことの神に回帰させることでした。
もちろん王を戒め、王夫妻に取り入るバアルの神官たちを退ける必要がありました。
盲目的に王に従う人々を「自分自身で善悪の判断を行え」と断罪したのです。
善悪の判断を他人に委ねてどうするのでしょうか?
いい加減自分で判断できなければ、一人の成熟した大人とは言えません。
エリヤは一人、バアルの預言者何百人を相手に戦いました。
でも彼は一人ではありませんでした。
彼を用いた全能の神が彼をバックアップしていました。
私たちも善悪の判断を自分で行い、バックアップしてくださる神様に全てを委ね、信じて歩む人になりましょう。
神は必ず私たちを勝利に導いてくださいます。