あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

愛(2022.3.6)

f:id:FITchurch:20220205171019j:plain

自分のことだけではなく、他の人のこともかえりみなさい。 ピリピ 2章4節






f:id:FITchurch:20210703145208j:plain

 

ヨハネ福音書 13章31-38節 】

 

 

f:id:FITchurch:20210703145208j:plain

 
ロシアがウクライナに侵攻し、一方的に攻撃を加えて次々と町を陥落させています。
平和に暮らしていたウクライナの人々は突然の暴挙に逃げ惑っている様子です。
 
この世の中は弱肉強食の世界で、理不尽なそして不当な扱いを受けて従わざるを得ないことがあります。
 
支配者や成功者は決して心に満足と喜びを得ているわけではないでしょう。
意外にも心休まらず、常にイライラして不安に苛まれていることが多いようです。
 
いつも心に虚しさがあるという生き方は、与えられたいのちを喜びに溢れて精一杯生きるという、神が望まれる本来の人間の生き方ではありません。
 
このような生き方は社会の仕組みの中の一つのパーツとして生きているに過ぎません。
 
社会が必要としなくなったら簡単にすげ替えられてしまいます。
 
やがて過ぎ去っていくこの世の中があたかも永遠に存在し続けるかのような生き方は、愚かと言わざるを得ません。
 
イスカリオテのユダは、自分の懐を肥やすことが最も大切なことでした。
そのため自分の期待に沿ってくれないだろうイエス様を裏切って出ていってしまいました。
でも彼の裏切りがなければ十字架の救いはありませんでした。
 
神様はあらゆる出来事…幸福も不幸もご自分の歴史のご計画の中に組み入れていかれます。
 
間近に迫った十字架の出来事を前にしてイエス様は弟子たちに「新しい戒めを与える」とおっしゃいました。
「愛しなさい」という教えは旧約の時代からもありましたが、旧約では神を愛することで神もその人を愛してくださると考えられていました。
しかしイエス様は「神はあなた方を愛しておられる。だから同じようにしてあなたがたも周りの人を愛しなさい。仕えなさい」とおっしゃいました。
 
エス様が教えてくださった愛とは、犠牲を伴います。
愛とは犠牲を払うものなのです。
 
エス様が十字架の上でいのちまで犠牲にしてくださった愛。
なかなかできるものではありません。
でも一人でできないことも2人、3人と集まれば大きな力になります。
 
教会はイエスキリストの愛を実践するデモンストレーションの場です。
 
教会は愛の群れです。
 
私たちのちっぽけな愛を教会というキリストの体を通して大きく用いられるようにしましょう。