あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

本当に美味しいパン

ヨハネ福音書  6章28-40節

28) すると、彼らはイエスに言った。「神のわざを行うためには、何をすべきでしょうか。」29)エスは答えられた。「神が遣わした者をあなたがたが信じること、それが神のわざです。」30) それで、彼らはイエスに言った。「それでは、私たちがあなたを信じられるように、どんなしるしを行われるのですか。何をしてくださいますか。31) 私たちの先祖は、荒野(あらの)でマナを食べました。『神は彼らに、食べ物として天からのパンを与えられた』と書いてあるとおりです。」32) それで、イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。モーセがあなたがたに天からのパンを与えたのではありません。私の父が、あなたがたに天からのまことのパンを与えてくださるのです。33) 神のパンは、天から下(くだ)って来て、世にいのちを与えるものなのです。34) そこで、彼らはイエスに言った。「主よ、そのパンをいつも私たちにお与えください。」35) エスは言われた。「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。36) しかし、あなたがたに言ったように、あなたがたはわたしを見たのに信じません。父がわたしに与えてくださる者はみな、わたしのもとに来ます。そして、わたしのもとに来る者を、わたしは決して外に追い出したりはしません。38) わたしが天から下って来たのは、自分の思いを行うためではなく、わたしを遣わされた方のみこころを行うためです。39) わたしを遣わされた方のみこころは、わたしに与えてくださったすべての者を、わたしがひとりも失うことなく、終わりの日によみがえさせることです。40) わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいのちを持ち、わたしがその人を終わりの日によみがえらせることなのです。」

 

                                  

(聖書  新改訳2017/©︎2017 新日本聖書刊行会           

 

エス様は

「わたしがいのちのパンです。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。」(6:35)

とおっしゃいました。

 

私たちの肉体は、食べても少し経てばまた腹が減り、水を飲んでもしばらくするとのどが渇きます。

 

そのたびにまた食事をし、のどを潤します。

 

それは生きている間は限りなく繰り返されていきます。

しかしイエス様は自分自身がいのちのパンであり、いのちの水であるとおっしゃっています。

 

人間として地上においでになった神の子イエスが、食べ物であるはずがありません。

エス様は比喩としてこんな言い方をなさいました。

 

いのちのパンーーー。

 

パンはそもそも生きるため肉体に必要な食糧のことです。

 

肉体はすなわちいのちですが、イエス

様が「いのち」とおっしゃる時の意味は「この世界における肉体のいのち」という意味ではありません。

 

それは「本当のいのち」、つまりいのちを構成する肉体と魂の合わさったものを意味します。

      

そして肉体と同様に魂にも食事…パンや水が必要なのです。

 

しかし魂の食事は、いわゆるパンと水ではありません。

 

魂に必要なパンや水とは、常に満たされた思いで安心していられることです。

 

 

人間はどんなに財産を築いて、名声や名誉を手に入れようとも、心が満たされなければ本当の満足を得ることはできません。

 

エスキリストが、私たちに真の満足を与えてくださいます。

 

エスキリストというパンは最高に美味しいパンです。

 

お腹がいっぱいになるだけでなく、胸もいっぱい、魂を満腹にしてくれるのです。

 

 

*人名・地名等の表記は最新版の新改訳聖書2017にできる限り則っています

 

 

【本当に美味しいパン】 ヨハネ福音書  6章28-40節