あなたを癒すもの

礼拝メッセージ ー聖書のことばを、一緒に。

信仰と希望と勇気を持って歩みましょう

詩篇 139篇1-12節


   1)  主よ あなたはわたしを探り 知っておられます。
  2)  あなたは 私の座るのも立つのも知っておられ
        遠くから私の思いを読み取られます。
  3)  あなたは私が歩くのも伏すのも見守り
       私の道のすべてを知り抜いておられます。
  4)  ことばが私の舌にのぼる前に なんと主よ 
       あなたはそのすべてを知っておられます。
  5あなたは前からうしろから私を取り囲み
       御手を私の上に置かれました。
  6)  そのような知識は私にとって
       あまりにも不思議
       あまりにも高くて 及びもつきません。
  7)  私はどこへ行けるでしょう。
       あなたの御霊(みたま)から離れて。
       どこへ逃れられるでしょう。
       あなたの御前(みまえ)を離れて。
  8) たとえ 私が天に上(のぼ)っても
       そこにあなたはおられ
       私がよみに床を儲(もう)けても
       そこにあなたはおられます。
  9)  私が暁(あかつき)の翼を駆(か)って
       海の果てに住んでも
10)  そこでも あなたの御手が私を導き  
       あなたの 右の手が私を捕えます。
11)  たとえ私が「おお闇(やみ)よ 私をおおえ。
       私の周りの光よ 夜となれ」と言っても 
 
12)  あなたにとっては 闇も暗くなく
       夜は昼のように明るいのです。
       暗闇も光も同じことです。          

                    

(聖書  新改訳2017/©︎2017 新日本聖書刊行会       


   

 

詩篇139篇は、神がどのように素晴らしいかを誉めたたえた、ダビデの詩です。

 

神様は全知全能。

すべてをご存知。

私たちのことも、ひとりひとり、隅々までご存知です。

 

しかしそれは、用意されている資料に基づいて知っているということではありません。

 

ご自分で調べ尽くしてすべて知っておられる、ということなのです。

 

自ら「調査」していますから、本当に細部に渡るまで詳細に知っておられるのです。

 

それは、近くに寄って顔色を見ながら、指・目・唇の動きを見て知るのではなく、事前調査によって遠くから見ていてもすべてがわかっている、ということです。

 

そしてまた、私たちが心に思い、これから言葉にして語ろうと思うとき、言葉が口から出る前にさえ何を語るかをご存知だということです。

 

神様は、私たちの前から後ろから上から下から、また内側からも外側からもすべてを取り囲んでおられます。

 

しかしそれは私たちをコントロールしているという意味ではありません。

 

愛し、守ろうとしてくださっているということです。

   

そこまで慈しんでくださる神を離れて、私たちはどのようにして生きていけるでしょうか。

 

神様は私たちがどこにいても、私たちを見ておられます。

 

「地獄に落ちてさえも神様はそこにおられる」と8節にあります。

 

地獄は永遠の死の世界です。

絶望の世界です。

 

そんな絶望の世界でも、神様はそこにいて、私たちを見守ってくださるのです。

 

だからこそ私たち信仰者は、この世にあってどんな困難や災難をも恐れずに、信仰と希望を持ちます。

 

そして、勇気を奮いたたせて歩むことができるのです。

 

 

〜【信仰と希望と勇気を持って歩みましょう】 詩篇 139篇1ー12節  〜