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【ヨハネによる福音書 7章1-13節】
ー無責任な言葉に惑わされないように!ー
発信者の特定できないS N Sで、身勝手に一方的に他人を非難したり罵倒したりするできごとが社会問題になっています。
自分の発信に責任を持たない、いい加減なスタンスであると言わざるを得ません。
マタイやマルコの福音書によると、イエス様にはヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダの兄弟と2人の妹がいたようですが、イエス様の兄弟たちも現代SNSの責任のない勝手な発言をする人々のように、無責任にあたかも正論のように発言しました。
イエス様は神の国の福音を宣べ伝える働きが多くの人々の周知するところとなり、その働きを良く思わないユダヤ教指導者たちに命を狙われました。
そのため働きを故郷のガリラヤにしぼって活動するようになっていましたが、仮庵の祭りが近づいたころ、兄弟たちからこんなことを言われました。
「あなたの弟子たちもあなたのしているわざを見ることができるように、ここを去ってユダヤに行きなさい。自分から公の立場に出たいと思いながら隠れたところでことを行う者はありません。あなたがこれらのことを行うのなら自分を世に現しなさい。」
あなたも自分たちが正しいかのように言いたいことを言っています。
イエス様は「その時ではない。…」と彼らの意見を退けました。
私たちは無責任な他人の発言に惑わされてはいけません。
神のみこころに従うその信念を曲げてはならないのです。
多勢に無勢。多数意見にはつい折れてしまったり、論理的に言われると何かそちらが正しいかのように混乱してしまったりすることがあります。
しかし彼らは自分の意見に何の責任も負いません。
最終的にどう行動したか、行動を起こした自分自身が責任を負わなければならないのです。
ですから最初に神様に示されたみこころに従って行動することが重要です。
イエスさまはこの仮庵の祭りのときもこと細かに自分の行動を決めておられました。
あれこれ発言する人間が、どれほど無責任でいい加減かも知っておられました。
無責任な他人の意見に惑わされず、しっかりと神様のみこころを見極め、みこころに沿って行動しましょう。