【マタイの福音書 4章1-11節 】
ー主に信頼せよー
聖書には「悪魔」という言葉がしばしば出てきます。
多くの人たちは「悪魔」を正体不明の想像上のお化けであったりとか、非科学的な存在しない迷信的な存在のように考えています。
しかし悪魔は確かに存在します。
悪魔は人間が想像するように、頭に角があって槍のような先っぽの尻尾を持つような存在ではありません。
私たちの目には見えないのです。
そしてどこにでもさまざまな形で入り込んできます。
誘惑も悪魔の一つの姿です。
悪魔は超人的人格的実在で巧みに人間の心に入り込んできます。
誘惑という悪魔の働きを侮ってはなりません。
誘惑という悪魔は時に人間を廃人に追い込んだり、
平和な家族を一家離散に追い込んだり、
あるときは人を死に追いやったりもします。
今日の聖書の言葉は、救い主神の子イエス様が誘惑という悪魔の攻撃をどうやって跳ね返したかが記されています。
人間の肉体をとって地上においでになったイエス様が40日間の断食をなさった後のことです。
ここにもイエス様が空腹を覚えたとありますが、人間にとって40日間の断食。
並の人間ならふらふらで思考もまともに働かないでしょうし、体力のない人間なら40日ももたずに途中で死んでいるでしょう。
このときイエス様は悪魔から3度の惑わしを受け、いずれも神の言葉によって悪魔を撃退しました。
イエス様は神だから撃退できたのでしょうか。
確かにそうですが、私たちだって悪魔に打ち勝つことができます。
それはどんな時にも神様に、イエス様に信頼することです。
そうすればイエス様が空間を蹴散らしてくださいます。
誘惑は日々あります。
生涯つきまとってきます。
悪魔の生きがいは人間を失敗させることだからです。
でも私たちには悪魔を蹴散らすイエス様がともにいてくださいます。
新しい一年もイエス様に信頼を寄せて、悪魔の誘惑に打ち勝ちましょう。