【詩篇 16章篇1ー9節 】
ー 私たちの故郷ー
偶像とは、いわゆる人工的に作り上げた礼拝対象としての像を表すだけではなく、本当の神以外のものに自分の心を奪われてしまうことでもあります。
世の中には魅惑的なものが溢れていて、ふと気がつくと心を奪われてしまっていることがあると思います。
それは偶像礼拝です。
ダビデは失敗から学び、自分自身の成功や幸せは神への信頼によるのだ、と確信していたようです。
人間は年齢とともに過去を振り返るようになりますが、なかなか未来については考えなくなります。
でも神に信頼する人は未来を見ることができます。
信頼は未来の希望であり、神ご自身が希望そのものだからです。
いくつになっても希望を持ち、希望に向かって歩むことは大切でありすばらしいことです。
人生は幸せの青い鳥を求めて歩く旅です。
幸せの青い鳥を探し求め、誰もが長く辛い旅を続けます。
幸せの青い鳥は見つけたと思った瞬間、見えなくなってしまうことが多いようです。
それは多くの人が幸せの青い鳥の正体をわかっていないからです。
幸せの青い鳥はもちろん物質的なものではありません。
霊的なものです。
それは神様とともにあります。
感謝の心、思いやり、優しさ…
神を知り、神を恐れる心のある人々に青い鳥は見えるのです。
ひとときたりとも神様のことを忘れないように。
青い鳥は私たちの心の故郷です。
故郷を捨ててしまっては、もうどこにも居場所はなくなってしまいます。
神はダビデのミクタム(覆い)であるように、信じる者すべてのミクタムなのです。