2019年に日本で行われたラグビーワールドカップ。
日本代表のスローガンは「ワンチーム」(一つのチームになろう)でした。
ラグビーをご存知の方々は、ラグビー日本代表を何のわだかまりもなく見るでしょうが、詳しくない人たちにとってラグビーの日本代表はほかのスポーツの日本代表と比べるとちょっとした違和感があるのではないかと思います。
明らかに日本人ではない選手たちがたくさん代表になっているからです。
ほかのスポーツでも、今や国際結婚で生まれた2世選手たち…明らかに他民族の顔立ちである選手たち…を見ますが、ラグビー日本代表は外国人選手です。
なぜ?と思うかもしれませんが、ラグビーのルールではその国に住んでプレーをしていれば難しい国籍変更手続きを経なくても代表になれるのです。
そのため、出身や文化、習慣などさまざまなバックグラウンドを持ちつつも違いを乗り越え結束して一つになろう、という思いを込めたスローガンでした。
これは単なる流行語として消化されるスローガンではないと言えます。
このスローガンを抱えて日本は初めて決勝トーナメントへ進む快挙を成し遂げました。