〜罪の赦し、新しいいのち〜
ヨハネの福音書 19章 34−42節
34) しかし、兵士のうちのひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。35)それを目撃した者があかしをしているのである。そのあかしは真実である。その人が、あなたがたにも信じさせるために、真実を話すということをよく知っているのである。36) この事が起こったのは、「彼の骨は一つも砕かれない。」という聖書のことばが成就するためであった。37)また聖書の別のところには、「彼らは自分たちが突き刺した方を見る。」と言われているからsである。 38) そのあとで、イエスの弟子ではあったがユダヤ人を恐れてそのことを隠していたアリマタヤのヨセフが、イエスの体を取りかたづけたいとピラトに願った。それで、ピラトは許可を与えた。そこで彼は来て、イエスのからだを取り降ろした。39) 前に、夜イエスのところに来たニコデモも、没薬(もつやく)とアロエを混ぜ合わせたものをおよそ30キログラムばかり持って、やって来た。40) そこで、彼らはイエスのからだを取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従って、それを香料といっしょに亜麻布で巻いた。41) イエスが十字架につけられた場所に墓があって、そこには、まだ誰も葬られたことのない新しい墓があった。42) その日がユダヤ人の備えの日であったため、墓が近かったので、彼らはイエスをそこに納めた。
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イエスキリストの十字架のみわざについては、当初からその死を認めず、実は生きていたのではないかという疑惑を抱く人々がいました。
聖書はその疑惑を打ち消すように、イエス様の脇腹に槍を突き刺した現場の目撃者の証言を載せています。
「兵士のひとりがイエスのわき腹を槍で突き刺した。すると、ただちに血と水が出て来た。それを目撃した者があかしをしているのである」(34-35節)
とあります。
生々しい真実の証しです。
死刑執行人は受刑者の死を確認するのに受刑者のすねを石斧で砕き割るのが常でしたが、なぜかイエス様だけ脇腹を槍で刺して突くという確認方法を行っています。
これもすべて神のご計画であり、神のことばである聖書のみことばが成就するためのものでした(詩篇35:20)。
確かにイエス様は私たちの罪の赦しのために命をかけて十字架についてくださったのです。
罪を赦された者は生まれ変わるのです。
イエスキリストと共に歩む新しい人生に生まれ変わります。
この時2人の男が生まれ変わりイエスキリストと共に新たな人生を歩み始めました。
先週、イエス様の遺体を十字架から降ろすことを女性たちが願い出た話をしましたが、実際には女性たちには法的手続きをする権利がないため、男性であるアリマタヤのヨセフとニコデモあがイエス様の遺体を引き取りました。
アリマタヤのヨセフは金持ちで、イエス様を信じたのですが、ユダヤ社会での自分の立場が危うくなるのを恐れてその事実を隠していました。
しかし主の十字架のみわざによって生まれ変わりました。
ニコデモはパリサイ派に属する議会の議員でしたが、彼も世間体を気にして、イエス様に会うときはユダヤ人に気づかれないよう夜こっそりとイエス様を訪ねていました。
でも、十字架が、彼らを生まれ変わらせました。
私たちも十字架によって生まれ変わったのです。
生まれ変わった者としてふさわしい歩みをしましょう。
イエス様は確かに私たちの罪の赦しのためにいのちを捧げてくださいました。
その確かな証言もあります。
まやかしでも、マジックでもない真実を受け入れ、イエス様と共に新しい人生を歩みましょう。
〜罪の赦し、新しいいのち〜【ヨハネの福音書 19章34ー42節 】