〜世界は一つ みな繋がっている〜
第一列王記 10章 23−29節
23) ソロモン王は、富と知恵とにおいて、地上のどの王よりもまさっていた。24)全世界の者は、神が彼の心に授けられた知恵を聞こうとして、ソロモンに謁見を求めた。25) 彼らはおのおの贈り物として、銀の器、金の器、衣服、武器、バルサム油、馬、騾馬(らば)などを、毎年決まって携えて来た。26)ソロモン王は戦車と騎兵(きへい)を集めたが、戦車1400台、騎兵12,000人が彼のもとに集まった。そこで、彼はこれらを戦車の町々に配置し、また、エルサレムの王のもとにも置いた。 27) 王は銀をエルサレムで石のように用い、杉の木を低地のいちじく桑の木のように大量に用いた。28) ソロモンの所有していた馬は、エジプトとケべの出品であった。それは王の御用達が代価を払って、ケべから手に入れたものであった。29) エジプトから買い上げられ、輸入された戦車は銀600、馬は銀150であった。同様に、ヘテ人のすべての王も、アラムの王たちも、彼らの仲買で輸入した。
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テスラの社長イーロン・マスク氏の所有する総資産は2,140億USドル。
為替レート1ドル150円換算で32兆14億円だそうです。
とんでもない大金持ちで想像もできませんが、上には上がいるもので、今からおよそ2900年前に栄華を極めたイスラエル王国の王様ソロモンの総資産は245兆円あったと言われています。
同じ王族で比べると、英国王室が所有する総資産は557億円だそうです。
557億…すごいですが、ソロモン王とはケタ違いですね。
ソロモン王が日常使用するものは金で、たとえばお皿やカップ、ベッド、イスすべて純金製だったそうです。
イスラエル王国は面積だけ見たら小国です。
だいたい日本の半分くらいしかありませんが、その小国の王がなぜここまで多くの財産を手に入れることができたのでしょうか?
ソロモンの所有していた金の重量は5000トンだそうです。
ちなみにあるのかないのかわからない徳川埋蔵金400万両は重さにすると64トン。
ともかくソロモン王の財産はすべてケタ違いです。
ソロモンは古代国家につきものの戦争とは無縁でした。
彼の父ダビデは戦いに明け暮れ、周辺諸国をすべて征服してイスラエルに帰属させ、定期的に貢物を納めさせました。
その父親が集めてくれた財産を、彼は商業貿易に投資して何百倍何千倍にしたのです。
お金に目がくらみ、お金に魂を奪われてはなりませんが、神から与えられた才覚を用いてお金を増やすことは悪いことでももなんでもありません。
与えられた賜物を精一杯利用する人を神様は豊かに祝福してくださいます。
ソロモンのお金儲けの動機は、国家のためであり国民の豊かな暮らしと幸せのためでした。
神は自分のためでなく、他の人のために行動する人を助け、応援してくださいます。
〜世界は一つ みな繋がっている〜【第一列王記 10章23ー29節 】