愛がないなら、何の値うちもありません。
いつまでも残るものは 信仰と希望と愛です。
その中で 一番すぐれているのは 愛です。
コリント人への手紙第一13章2,13節
〜引きこもりから抜け出させてくださる〜
ヨハネの福音書 20章 19-31節
19) その日、すなわち週の初めの日の夕方のことであった。弟子たちがいた所では、ユダヤ人を恐れて戸がしめてあったが、イエスが来られ、彼らの中に立って言われた。「平安があなた方にあるように。」20)こう言ってイエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは主を見て喜んだ。21) イエスはもう一度彼らに言われた。「平安があなた方にあるように。父がわたしを遣わしたように、わたしもあなた方を遣わします。」22)そして、こう言われると、彼らに息を吹きかかけて言われた。「聖霊を受けなさい。 23) あなた方がだれかの罪を赦すなら、その人の罪は赦され、あなた方がだれかの罪をそのまま残すなら、それはそのまま残ります。」24) 十二弟子のひとりで、デドモと呼ばれるトマスは、、イエスが来られたときに、彼らちいっしょにいなかった。25) それで、ほかの弟子たちが彼に「私たちは主を見た。」と言った。しかし、トマスは彼らに「私は、その手に釘の跡を見、わたしの指を釘のところに差し入れ、またわたしの手をそのわきに差し入れてみなければ、決して信じません。」と言った。26) 八日後に、弟子たちはまた室内におり、トマスも彼らといっしょにいた。戸が閉じられていたが、イエスが来て、彼らの中に立って「平安があなたがたにあるように。」と言われた。27) それからトマスに言われた。「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。28) トマスは答えてイエスに言った。「わたしの主、。わたしの神。29) イエスは彼に言われた。「あなたはわたしを見たから信じたのですか。見ずに信じる者は幸いです。」30) この書には書かれていないが、まだほかの多くのしるしをも、イエスは弟子たちの前で行われた。31) しかし、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるため、また、あなたがたが信じて、イエスの御名によって、いのちを得るためである。
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そのユダヤ人がユダヤ人を恐れるとはどういうことかと思いますが、彼らが恐れていたのは、イエス様を捕まえて処刑したユダヤ人指導者たちのことです。
弟子たちはユダヤ指導者たちが、イエス様と関わりを持っていた者にも弾圧の手を伸ばしてくるのではないか、と案じていました。
弟子たちは家にこもって外出せず、じっと静かに日々を過ごしていました。
家の扉に鍵をかけ、何人かの弟子たちが一緒に身を潜めていました。
人間とは愚かな者で、災いを避けようと家にこもったり、布団をかぶって寝床に潜り込んだりしますが、そんなことで災いは避けられません。
私たちは災いから逃げるのでなく、イエス様のように立ち向かわなければなりません。
人生、良いことしかないならそれに越したことはありませんが、そんな人はごく一部で、ほとんどの人は苦しみ、悲しみ、辛い思いを何度も体験します。
そしてそのたび、その試練に立ち向かわなくてはなりません。
どこに身を避けようと災いは襲いかかってきます。
でも私たちを導き支えてくださるイエス様も、どこにでも助けに来てくださるのです。
弟子たちが鍵をかけ閉め切っていた部屋にも、イエス様は招き入れられなくてもひとり自由に入ってこられました。
どこへでも来てくださるイエス様に全幅の信頼を寄せましょう。
復活のイエス様が弟子たちのところへおいでになったとき、トマスはその場にいませんでした。
彼はペテロのように熱くイエス様を信頼していました。
なのに自分だけ会えなかったのが、残念で寂しかったのでしょう。
彼はイエス様の槍で突かれた跡と手の甲にの釘跡を見、触るまでは主の復活を信じないと言いました。
彼もまた、すべてから避けて自分の殻に閉じこもってしまっていました。
イエス様は、私たちの頑なな心の扉を開けて入ってきてくださり、解きほぐしてくださいます。
仲間と交わる大切さや、社会の一員として生きる大切さを教えてくださるのです。
〜引きこもりから抜け出させてくださる〜【ヨハネの福音書 20章19ー31節 】
