エペソ人への手紙 5章15-21節
15) ですから、自分がどのように歩んでいるか、あなたがたは細かく注意を払いなさい。知恵のない者としてではなく、知恵のある者として、
16) 機会を十分に活かしなさい。悪い時代だからです。
17) ですから、愚かにならないで、主のみこころが何であるかを悟りなさい。
18) また、ぶどう酒に酔ってはいけません。そこには放蕩(ほうとう)があるからです。むしろ、御霊(みたま)に満たされなさい。
19) 詩と賛美と霊の歌をもって互いに語り合い、主に向かって心から賛美し、歌いなさい。
20) いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって、父である神に感謝しなさい。
21) キリストを恐れて、互いに従い合いなさい。
(聖書 新改訳2017/©︎2017 新日本聖書刊行会)
今日からアドヴェントです。
アドヴェントはクリスマス前4週間の期間のことです。
日本語では待降節と呼び、イエス様の誕生を待ち望む日々という意味になります。
日本でも少しずつ浸透してきましたが、アドヴェントカレンダーを毎日めくりながら、クリスマスが来るのを待ちわびる…そういう期間です。
教会ではアドヴェントキャンドルといって、大きなキャンドルを真ん中にして周りに4本のキャンドルを立て、1週ごとに1本ずつ灯りをつけます。
クリスマス当日に真ん中のキャンドル…キリストのキャンドルと呼ぶそうですが…に灯りを灯します。
アメリカではキリストのキャンドルに青または紫のキャンドルを用います。
この色は「悔い改め」と「待望」を意味しています。
周りの4本のキャンドルはそれぞれ「預言」「天使」「羊飼い」「ベツレヘム」と呼ばれ、「希望」「平和」「喜び」「愛」を意味します。
すべてイエスキリストの持つご性質です。
アドヴェントの期間、イエス様が私たちに与えて下さる「希望」「平和」「喜び」「愛」に感謝して歩みましょう。
聖書は「感謝の心を持つ人になりなさい」(コロサイ3:15)と教えています。
歴史上の偉人たちの多くが、私たちが幸せになるためのキーワードとして「感謝をする」ということを挙げています。
パナソニックの創業者松下幸之助は「感謝の心が高まれば高まるほど、それに比例して幸福感が高まる」という名言を残しました。
なぜ感謝をするのか。
それは私たちが幸せになるためです。
そして感謝はもちろん、世話になった人や援助を与えてくれた人に対して抱く思いですが、その背後にある神の配慮や計画に対して抱くべき思いであることを忘れてはなりません。
神を知らない人々は、「神に感謝をするなんてばかばかしい」と言うでしょう。
しかし神は私たちの幸せのために、ひとり子を地上に送って下さいました。
私たちの幸せのために、ひとり子を十字架に掛けて私たちの身代わりとして下さったのです。
賢くなりましょう。
そして何のために、誰に感謝をするのか、その理屈を知り、感謝の心を持って歩みましょう。
*人名・地名等の表記は最新版の新改訳聖書2017にできる限り則っています
〜【誰に感謝するの?】 エペソ人への手紙 5章15-21節 〜