エペソ人への手紙 5章11-17節
11) 実を結ばない暗闇のわざに加わらず、むしろ、それを明るみに出しなさい。
12) 彼らがひそかに行っていることは、口にするのも恥ずかしいことなのです。
13) しかし、すべてのものは光によって明るみに引き出され、明らかにされます。
14) 明らかにされるものはみな光だからです。それで、こう言われています。
「眠っている人よ、起きよ。
死者の中から起き上がれ。
そうすれば、キリストがあなたを照らされる。」
15) ですから、自分がどのように歩んでいるか、あなたがたは細かく注意を払いなさい。
知恵のないものとしてではなく、知恵のある者として、
16) 機会を十分に活かしなさい。悪い時代だからです。
17) ですから、愚かにならないで、主のみこころが何であるかを悟りなさい。
(聖書 新改訳2017/©︎2017 新日本聖書刊行会)
配偶者がいて、家族がいて、友人もいる。
経済的に生活するのに困らない収入がある。
それでも私たちは、どうにもならない孤独を感じることがあります。
人間が孤独を感じるのは、「自分の主張が誰にも受入れられないとき」「自分だけが他の人と異なる対応をされたとき」などが多いのではないでしょうか。
ことの成り行きや状況が理解できたとしても、人間は弱いですから、常に誰かに理解してもらいたい、受入れてもらいたいものなのです。
それはある種、人間誰もが持つ甘えであると言えるかもしれません。
しかし世の中は、自分の思い通りにならないことばかりです。
ある時は挫折し、自分の本当の思いとは裏腹に妥協したり、納得がいかなくても前へ進まなければなりません。
それが人生です。
人生とは、自分の居場所探しでもあります。
仕事も家庭も自分の居場所探しと言えるでしょう。
どこかに自分の心地よい居場所はないものかと。
でも現実には家庭の中にも自分の心地よい場所を見出せない人がたくさんいます。
自分の居場所は自分で作るしかありません。
そして私たちが全力で心地良い場所を求める時、私たちの主である神様がそれを与えて下さるのです。
そしてこのお方が、どんな時でも、私たちを孤独という寂しさから解放し、慰めと喜びを与えて下さいます。
今日の聖書エペソ5章11ー17節は、私たちに難しい厳粛な生き方を求めているのではありません。
私たちがいつも内に住まわれる聖霊に満たされているなら、孤独という悲しい思いに包まれることはありません。
神様は、「いつもあなたがたと共にいる。決してあなたを見離さない」と教えて下さっているからです。
「私はあなたを見放さずあなたを見捨てない」(ヨシュア1:5)
「私はあなたがたを捨てて孤児にはしません」(ヨハネ14:18)
*人名・地名等の表記は最新版の新改訳聖書2017にできる限り則っています
〜【神はあなたと共にいる】 エペソ人への手紙 5章11-17節 〜