アモス書 3章1-8節
1) 「イスラエルの子らよ、聞け。主があなたがたについて告げた、このことばを。
わたしがエジプトの地から連れ上(のぼ)った、
あなたがたすべての部族についてのことばを。
2) わたしは、地のすべての部族の中から、あなたがただけを選び出した。
それゆえ、あなたがたのすべての咎(とが)のゆえに私はあなたがたを罰する。」
3) 約束もしていないのに、二人の者が一緒に歩くだろうか。
4) 獲物もいないのに、獅子が森の中で吼(ほ)えるだろうか。
何も捕らえていないのに、若獅子がその洞穴で声をあげるだろうか。
5) 罠も仕掛けられていないのに、鳥が地の鳥網にかかるだろうか。
何も捕らえていないのに、鳥網が地面から跳ね上がるだろうか。
6) 角笛が町で鳴らされたら、民は驚かないだろうか。
町にわざわいが起こったら、主がそれをなされたのではないか。
7) まことに、神である主は、ご自分の計画を、
そのしもべである預言者たちに示さずには、何事もなさらない。
8) 獅子が吼える。だれが恐れないでいられよう。
神である主が語られる。だれが預言しないでいられよう。
(聖書 新改訳2017/©︎2017 新日本聖書刊行会)
アモスは南ユダのいちぢく栽培農家の農夫でしたが、神様に示されて北イスラエル王国まで行き、預言者として活躍しました。
ためらうことなく単刀直入に真実を告げるアモスの唇を、当時信仰的に堕落し荒廃しきっていた北イスラエルの民に神の言葉を伝えるために、神ご自身が用いたのでした。
すべてのイスラエル民族はかつてエジプトで奴隷生活を送っていました。
その苦しみから抜け出すために神に祈り、神に導かれてエジプトを脱出して荒野をさまよいました。
その間、常に神に守られながら約束の地を目指したのです。
ご自身が選んで助けた民族を、神は見捨てることはありません。
私たちの過ちや罪さえも、赦しをもって報いてくださいます。
現代に生きる私たちも、イスラエル民族と同様に選ばれた民。
神が見捨てることは決してありません。
神は自ら『私たちは仲が良いんだ!』と言ってくださいます。
いつでも私たちとともに歩み、私たちとともに喜び、悲しみ、涙してくださいます。
すべての出来事は神が起こされるもの。
少しも恐れる必要はありません。
神はご自分の計画を、預言者を通して語られます。
旧約・新約の聖書が実現した今、神を信じるクリスチャンは皆、預言者です。
私たちもアモスのように神の言葉を鋭く単刀直入に語れる人になりましょう。
良いことは良い、悪いことは悪いと言える、神様の強さを身につけましょう。
*人名・地名等の表記は最新版の新改訳聖書2017にできる限り則っています
〜【強くあれ】 アモス書 3章1-8節 〜