【 詩篇 139章1-12節 】
ー信仰と希望と勇気を持って 歩みましょうー
詩篇139篇は、神がどのように素晴らしいかを誉めたたえたダビデの詩です。
神様は全知全能。すべてをご存知。私たちのことも一人一人、隅々までご存知です。
しかしそれは用意されている資料に基づいて知っているということではなく、ご自分で調べ尽くしてすべて知っておられるということなのです。
自ら「調査」していますから、本当に細部に渡るまで詳細に知っておられるのです。
近くに寄って顔色を見ながら、指・目・唇の動きを見て知るのではなく、事前調査によって遠くから見ていてもすべてがわかっているのです。
それは私たちが心に思い、これから言葉にして語ろうと思うとき、言葉が口から出る前にさえ何を語るかをご存知だということです。
神様は私たちの前から後ろから上から下から、また内側からも外側からもすべてを取り囲んでおられます。
しかしそれは私たちをコントロールしているわけではなく、愛し守ろうとしてくださっているからです。
そこまで慈しんでくださる神を離れて、私たちはどのようにして生きていけるでしょうか。
神様はどこにいても私たちを見ておられます。
「地獄に落ちてさえも神様はそこにおられる」と8節にあります。
地獄は永遠の死の世界です。絶望の世界です。
そんな絶望の世界でも神様はそこにいて私たちを見守ってくださるのです。
だからこそ、私たち信仰者はこの世にあってどんな困難や災難をも恐れずに信仰と希望を持ち、勇気を奮いたたせて歩むことができるのです。