〜神のくださる本当の幸せ〜
テモテへの手紙 第一 2章 1−10節
1)そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。 2)それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。 3)そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。 4)神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。 5)神は唯一です。また、神と人との間の仲介者も唯一であって、それは人としてのキリスト・イエスです。 6)キリストは、すべての人の贖いの代価として、ご自身をお与えになりました。これが時至ってなされたあかしなのです。 7)そのあかしのために、私は宣伝者また使徒に任じられ――私は真実を言っており、うそは言いません。――信仰と真理を異邦人に教える教師とされました。8)ですから、私は願うのです。男は、怒ったり言い争ったりすることなく、どこででもきよい手を上げて祈るようにしなさい。 9)同じように女も、つつましい身なりで、控えめに慎み深く身を飾り、はでな髪の形とか、金や真珠や高価な衣服によってではなく、 10)むしろ、神を敬うと言っている女にふさわしく、良い行ないを自分の飾りとしなさい。
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テモテへの手紙は使徒パウロが記し、パウロの弟子であったテモテへ送られたものです。
教会の責任者の努め、奉仕者への勧めが記されていて正しい信仰を持って生きることがいかに重要かが語られています。
信仰生活において大切なことは祈ることです。
祈りは神との会話、交わりの時間です。
そしてすべてのことを喜びを持って感謝することです。
良いことも悪いことも、すべて神様が与えてくださる恵みと考えて受け取ることができれば、文句を言ったりつぶいたり悔やんだりすることもなくなるはずです。
私たちは為政者や高い地位にある人、自分の上司や先輩のために祈ることです。
彼らが誤った判断をしないように、私利私欲に走らないように、正しい行いができるように、常に祈ることです。
私たちは彼らをも支配するまことの神と直接語り合える特権が与えられています。
私たちが祈らないで誰が彼らを正すことができるでしょう。
私たちは常に冷静沈着であるべきです。
平和を愛し、常に謙遜である必要があります。
誰もが自分を着飾り、装飾品を身に着けて、美しくなったかのように思います。
しかし私たちの装飾品は心を飾るものであるべきです。
慎ましく控えめで、誠実で優しい人…それこそが身につけるべき装飾品です。
魂を、心を、飾る人になりましょう。
〜心に着ける装飾品〜【テモテへの手紙第一 2章1ー10節 】